第3回 時効
あなたは自身の行政書士法務事務所を出て、梅田のガールズバーで飲ん
でいた。古物商の申請で得た4万円はポケットに入っている。
カウンターの中のナナと楽しい時間を過ごしていたのだが、あなたが
行政書士だということを知ると、聞き捨てならないことを言ってきた。
「行政書士さんって、たいして法律の知識とかいらないんですよね。」
あなたは行政書士について優しく教えてあげたが、A学院大学の法学部
に在籍中というナナは少しあごを突き出しながらこう言った。
「え、じゃあ、問題ですよ。10年で所有権を取得するための要件って
なーんだ?」
即答しなければなるまい。行政書士のプライドを守るために。
40字程度で記述せよ。
下にある解答を見る前に、答えを書いてみることをお勧めします。
行政書士試験 40字記述式問題 時効
解答例
所有の意思をもって、平穏、公然かつ開始時に善意、無過失で他人の物
を占有し続けること。
(42字)(民法162条参照。)
解説
行政書士試験において遠からず出題が予想される、重要な基本問題。
なぜなら、答えが条文そのままで、しかも所有の意思、平穏、など、
キーワードがはっきりしており、採点がとてもやりやすい。
ちなみに、自己占有と自主占有のちがい、説明できますか?またナナが、
生意気に訊いてくるかもしれませんよ。