第2回 代理
あなたの行政書士法務事務所に、北新地のクラブの店長、文太が駆け込
んできた。
ホステスの愛に代理人として、宝石商の梅宮から高級腕時計の購入を頼
まれ、代金後払いで買ってきたのだが、そのとき愛のために買うという
ことを示さなかったらしい。
梅宮からの支払請求に対し、愛に頼まれたと言ったが、きまぐれな愛は
長い髪をいじりながら「そんなこと頼んでない。」と言う始末。
三流司法書士事務所に相談に行ったが、司法書士に、「文太さんが支払
わなければなりません。」とクールに答えられたそうだ。
あなたは「今から言うことを証明できれば、売買の効果は愛に帰属します。」
と優しく教えてあげた(その時、文太は泣いていた。)が、それはなにか。
40字程度で記述せよ。なお、証明するのは、愛が頼んだ事実ではない。
下にある解答を見る前に、答えを書いてみることをお勧めします。
行政書士試験 40字記述式問題 代理
解答例
相手方が、代理人が本人のために意思表示したことを知っていたか、ま
たは知ることができたこと。(45字)(民法100条参照。)
解説
なんと!答えが昨日の意思表示の問題とほとんど同じじゃないですか!
これでいっぺんに覚えられますね。
民法は基本的に、落ち度がある人間を保護しません。(これ結構重要。)
100条は「みなす」と言う強い言葉を使って、相手方を保護しています。